山本工業：山本です。
以前、少し紹介させていただきました、桐箪笥の受注生産の申込を始めました。
私は50年を家具の業界に生きて、自社製造の紫檀桐箪笥（表面は紫檀材及び突板を箪笥の表面に使い、内面は桐を使用して製造した時代では物品税法上の桐箪笥）を日本全国に婚礼家具として販売した時代は昔の夢と消えました。住宅の収納部分が壁面収納に代わり、いわゆる婚礼家具製造業は環境変化によりその存在基盤を失ったからであります。
しかし幸せなことに、経済産業省により伝統工芸品産業の振興として認められた伝統工芸品・桐箪笥が現在も存在しています。
「桐箪笥」は日本の住環境において機能性と実用性を兼ね備えており、伝統工芸士の高い技術力を結集し生み出された美しく優れた伝統工芸品といえるのではないでしょうか。
多様なニーズに対応するため、寸法、仕様、価格などが異なるポロニアA型、B型、C型の3種類の受注生産を計画しておりますが、
伝統工芸士が小規模の工房で生産することですから、
まず、特性の異なるA型,B型及びC型のうち、寸法がコンパクトで価格的にも手軽な木製家具”ポロニアCセット”を手始めに具体的な提案をいたします。
